ふらり東京へ
週末は名古屋でも雪が降りました。
そんな寒い土曜日、
イラストレーター及川賢治さん (100%ORANGE) の展覧会へ行ってきました。
吉祥寺にある、絵本のお店「トムズボックス」で開催された
『100%ORANGE exhibition 2009』
こじんまりとした店内には、絵本がぎっしり。
まるで誰かの書斎のよう。
壁には20cm四方くらいのパネルが、30点程展示してありました。
作品は、すべてシルクスクリーンによる手刷り。
カラフルでシンプルな色彩と、インパクトがあるのに力が入りすぎないイラストが
混雑する店内で、壁面をカチっとキメていました。
わたしも学生の頃はシルクスクリーンで作品をつくっていたのですが
版に使うシルクの織り目が、刷り上がりのインクに残り、なんとも良い感じ。
ふとなつかしく思い出しました。
いつもは、印刷物やパソコン画面で及川さんのイラストを拝見していましたが
実物をみることができて、とてもよかったです。
そこに、本人のこだわりがそのまま存在して見えたから。でしょうか。
わたしもお仕事でイラストを描くことがあるのですが
仕上げの配置、着色はすべてパソコン作業。
原画をそのままデザインに使用することはほとんどありません。
手描きからデータに変換したイラストは微調整をしながら仕上げていきます。
今回再確認したのは、手描きで仕上げるイラストに挑戦していきたいなー。
という想いでした。
寒かったけど、気分はほくほくと帰ってこれました。
↑展覧会のDMと記念スタンプ
あとふたつ展覧会をはしごしたのでご紹介↓
◎漫画家:堀道広さん『サラダ館』/ にじ画廊
◎グラフィックデザイナー:原研哉さん『原研哉デザイン展 本』/ 武蔵野市立吉祥寺美術館