ツブヤキに支配される情報社会ピープル
先日、話し上手だと言われている方とゴハンに行きました。
目的は、もちろん「話し上手になるためのコツ」を聞き出すため。
ゴハンの席につき次第、落ち着き無くスマホを触りだす相手。
5,10分ごとに画面を覗き、その度に止まる会話のテンポ悪さ。
…え、話し上手だと聞いたんですけど?
急な用事があるのでしたら、別の機会にしますか?と聞いたところ、
返ってきた答えがコレ:
「ううん、Twitterだから大丈夫!」
お父さん、お母さん。
私もやっと出会えましたよ…Twitter依存症の方に(笑)。
Mixiでの日記ブームを経て、
気楽&リアルタイムな「ひと言コミュニケーション」が話題になって
爆発的に普及したTwitter。
最近では、さまぁ~ず三村氏もハマったことで盛り上がっています。
誰でも簡単に情報発信が可能なので、
ゴハンの写真、映画の感想、旅行先のキレイスポットという身近な話題から
政治への批判や、物事に対する意見、専門的な知識という高度な話題まで、
ありとあらゆる情報が交差します。
「話し上手」だと言われるコツは、
実はこのTwitterが大きく関係しているみたいです。
その人は普段から周囲のツイート内容を随時確認しているようで、
実際にその相手と会った時に
蓄積した情報の中からネタを引っ張り出してくるそうです。
(例:この前ツイートしてたゴハン、どこで食べたのー?…etc)
加えて、自らも情報を発信することで
その情報に反応をする人を特定し、反応次第で次の行動を決定していくようです。
最後はその行動で、相手のハートを鷲掴みにすると。
(例:○○カフェなう!
→そこ、□□が美味しいよ!
→じゃあ□□食べようかな!
→教えてくれた□□、すごく美味しかったよ!…etc)
5,10分ごとに画面を覗いていたのは、自らのツイートに対する
周囲の反応を今か今かとチェックしたようです。
ちょっとコビを売りすぎている印象も受けますが、理屈的には納得できます。
ただ・・・何でしょう・・・
この「ソウジャナクテ感」。
情報社会なので【情報】をたくさん持っていることは確かに武器にはなるのですが、
人との会話においては、多くの武器を用意したところで
それらを評価してくれる相手がいないと、全く意味が無いと思うんですよね。
その相手を繋ぎとめておくための、隠された武器。
もしかするとそれは【マナー】なんじゃないかと感じました。
自分はどうも、マナーをある程度もっている相手じゃないと
気持ちよく会話ができないタイプのようで、早々に解散しました(T人T)
【情報】と【マナー】。
情報社会まっただ中で、どうバランスをとって生きていくか。
三十路にして、思わず自分の会話スタイルを見つめなおしてしまいました。
ところでツブヤキシローさんは、元気にされているのでしょうか?
と思って検索してみると、Twitterで再ブレイクしているご様子。
ツールの使い方次第で、人はどっちにも転ぶ。あるねぇ~。うっち でした。