29歳のクリスマス
昔、そんなタイトルのテレビドラマがありましたね、などという話はさておき、私にも20代最後のクリスマスがやってきてしまいました。
とは言っても劇的なことは今のところ何もなく、むしろ今年に限って不思議とクリスマスの実感が湧かなかったのです。
12月初めに決まって買っていたシュトーレンを買いそびれ、クリスマスオーナメントの売り場を見に行くのを忘れ、クリスマスカード選びを始めたのもギリギリになってから。挙句の果てに昨日はチキン(個人的にはターキーの方が雰囲気があって良いのですが、家族に不評だったため、それ以来チキンです)さえ食べずにクリスマスイヴを終えそうになる始末です。
なぜなのだ、と考えてみたところ、原因は下の4つくらいでしょうか。
・クリスマスらしいイベントに参加する機会がなかった。
・私が制作している本が隔月刊で偶数月の号がない。つまり、クリスマスに絡む内容の記事を執筆する機会がなかった。
・自宅から会社までの間にイルミネーションなどクリスマスらしい風景があまりない。たまに見かけものも、最近流行りの青色発光ダイオードの寒々しいものばかりで、クリスマスの雰囲気がなかった。
・新聞は読むものの、朝一番に読むことが少なくなったので、クリスマスセールなどの折込広告を見ていない。記事自体も経済情勢を反映してか、クリスマスに向けた明るい話題は少なかった。
こうふり返り、何だか寂しさを感じつつも、一方で、自ら積極的に季節や社会の流れを感じるという姿勢が欠けていたことを反省いたしました。
さて、そんな風に、クリスマスであることを、そして上に書いたようなことを気づかせてくれたのは、私用のPCに届いた複数のクリスマスメール。毎年くださる方だけでなく、今年は予想もしていなかった方からもいただき、楽しく読みながら、こんなことを考えたクリスマスイヴの夜でした。
私にクリスマスメールを下さったみなさん、オリジナルのイラスト、美しい写真、それぞれに個性のある本当に素晴らしいものばかりでした。ありがとうございます。
そういった素晴らしいメッセージを見ると、来年からは既製のクリスマスカードに一筆添えるだけでなく、何かオリジナリティのあるものを作らなければ、と思います。
しかし、いかんせん美術的センスのない私、これまでのスタイルを来年以降も変えられない気がするのもまた本音だったりもします。頑張ってみようとは思っておりますが、来年も変わりばえのしないクリスマスカードだった場合には、どうかご容赦を。