色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
社長(旅人)
ゴールデンウィークに「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読みました。
先に断っておくと私は10代の頃から殉教的な村上春樹さんのファンでした。
「風の歌を訊け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の3部作は擦り切れるほど読んだし、「風の歌・・」にいたっては、一時期ほとんど暗記していたくらい愛読していました。
もちろん、ノルウェーの森も、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドも、ダンス・ダンス・ダンスも好きだし、Webサービスのアカウント名に海辺のカフカやナカタっていう言葉を使うくらい作品は楽しんできました。
で、新作を読んで読後の感想は、ネタバレの心配もあるのであまり書きませんが、びっくりしたのはAmazonのレビューでかなり酷評されているってこと。350レビュー中、2割弱が星1つの評価を付けています(星5つも3割を割り込んで・・)。
売れ過ぎちゃって鼻持ちならない、って評価もあるのかもしれないけど、これはなかなか厳しい結果のように思える。
さて、村上さんはこんなAmazonのレビューを見て「やれやれ」って言っているのでしょうか。そういえば、最近の作品じゃあんまり「やれやれ」って出てこない気がするのは私だけでしょうか。
と、とりとめのない終わり方ですいません。これが「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んだ感想です。