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ヘルベチカ by 2009年1月16日

最近見たDVDの話を少し。

今回取り上げるのは「ヘルベチカ?世界を魅了する書体」です。こんなデザインチックな話題を私が書いてしまってすみません。

ここ数年、映画にはまっていて、洋の東西を問わず、単館系のマニアックなものまで含めて沢山見てきた私。それでも、このDVDは知り合いの薦めがなければまず見ることがなかったと思われる1作で、おそらく関係する業界の方以外、ほとんどの方がこの作品の存在にすら気づかないと思いますので紹介します。

さて、副題からヘルベチカが書体であることは分かっていただけたと思います。しかし、これだけではなぜDVDになるのかと感じる方もいると思いますので、もう少し補足しておきます。ヘルベチカは50年以上前にスイスの鋳造所が発表したもので、欧米では今でも最もメジャーな書体の1つとして親しまれています。アルファベットが公用文字ではない日本でさえ、さまざまな企業、公共団体が広告や案内表示などに利用し、例えば駅の看板、有名自動車メーカーや衣料品ブランドのロゴなど街のあちらこちらで見ることができます。

DVDはヘルベチカのある風景やインタビューで構成されています。インタビューでは、さまざまなデザイナーや評論家が、誕生の歴史から長所・短所、半世紀以上も愛される理由まで多くの謎や秘密を明かしてくれます。

私もライターという仕事柄、文字とは付き合っているのですが、フォントについてじっくりと向き合う機会はなかったので、とても良い機会になりました。 そして、看板や広告を見る時、これまでは内容と全体の雰囲気などにばかりに目が行きがちでしたが、文字の1つひとつにまで興味が湧くようになりました。何気なく目の前を通りすぎていたものや見落としてたものを、とても面白く感じるようにさせてくれたというのは実に素晴らしいことです。ヘルベチカという書体がそうであるように、このDVDも、それ自体が強烈なインパクトや感動を生む要素を持っている訳ではありません。しかし、ともに名作と呼べるものである。私はそう感じました。

29歳のクリスマス by 2008年12月25日

昔、そんなタイトルのテレビドラマがありましたね、などという話はさておき、私にも20代最後のクリスマスがやってきてしまいました。

とは言っても劇的なことは今のところ何もなく、むしろ今年に限って不思議とクリスマスの実感が湧かなかったのです。

12月初めに決まって買っていたシュトーレンを買いそびれ、クリスマスオーナメントの売り場を見に行くのを忘れ、クリスマスカード選びを始めたのもギリギリになってから。挙句の果てに昨日はチキン(個人的にはターキーの方が雰囲気があって良いのですが、家族に不評だったため、それ以来チキンです)さえ食べずにクリスマスイヴを終えそうになる始末です。

なぜなのだ、と考えてみたところ、原因は下の4つくらいでしょうか。

・クリスマスらしいイベントに参加する機会がなかった。
・私が制作している本が隔月刊で偶数月の号がない。つまり、クリスマスに絡む内容の記事を執筆する機会がなかった。

・自宅から会社までの間にイルミネーションなどクリスマスらしい風景があまりない。たまに見かけものも、最近流行りの青色発光ダイオードの寒々しいものばかりで、クリスマスの雰囲気がなかった。

・新聞は読むものの、朝一番に読むことが少なくなったので、クリスマスセールなどの折込広告を見ていない。記事自体も経済情勢を反映してか、クリスマスに向けた明るい話題は少なかった。

こうふり返り、何だか寂しさを感じつつも、一方で、自ら積極的に季節や社会の流れを感じるという姿勢が欠けていたことを反省いたしました。

さて、そんな風に、クリスマスであることを、そして上に書いたようなことを気づかせてくれたのは、私用のPCに届いた複数のクリスマスメール。毎年くださる方だけでなく、今年は予想もしていなかった方からもいただき、楽しく読みながら、こんなことを考えたクリスマスイヴの夜でした。

私にクリスマスメールを下さったみなさん、オリジナルのイラスト、美しい写真、それぞれに個性のある本当に素晴らしいものばかりでした。ありがとうございます。

そういった素晴らしいメッセージを見ると、来年からは既製のクリスマスカードに一筆添えるだけでなく、何かオリジナリティのあるものを作らなければ、と思います。

しかし、いかんせん美術的センスのない私、これまでのスタイルを来年以降も変えられない気がするのもまた本音だったりもします。頑張ってみようとは思っておりますが、来年も変わりばえのしないクリスマスカードだった場合には、どうかご容赦を。

居酒屋タクシー…、ではありません by 2008年12月18日

lablog初登場のKotaです。

このタイトルを見た瞬間に、社会派の話題を期待された方、ごめんなさい。年末も近づいているので、何か今年のニュースに引っ掛けたタイトルにしたかっただけです。

さて、本当のテーマは「居酒屋市電」

私が社内唯一の東三河在住者ということで地元から、豊橋鉄道が行なっている「おでんしゃ」の話題です。

「おでんしゃ」の名前から想像いただけると思いますが、市電(市営ではありませんが、豊橋ではこう呼んでいます)の車窓から街並みを眺めつつ、おでんやお酒を楽しむことができるという内容です。

これまでにも、ビアガーデンならぬ「ビール電車」やボージョレヌーボ解禁日 に合わせた「ボジョ電」などありました。しかし、おでんとは何とも日本らしく、また風情を感じさせてくれる企画じゃないですか。そしてネーミングも単純だけど可愛いらしい。

ちなみにこの「おでんしゃ」、11月28日?1月31日まで年末年始を除き、毎日1便運行しているにも関わらず、非常に人気で、私が気づいた時には既に全便予約で埋まっていました。
この企画、この人気ぶりをみていると、企画もコピーも難しく考えず、シンプルで良いんだな、って改めて思います。

でも、それがまた難しかったりするのですが。